ピグマリオン効果

ピグマリオン効果とは、「教師が高い期待を持つと、学習者の成績が向上する現象」です。 この現象は、1964年にアメリカの教育心理学者R.ローゼンタールが行った実験で実証されました。 彼は、ある小学校で「ハーバード式突発性学習能力予測テスト」と名付けたテストを実施しました。テストの内容は、実際にはごく一般的な知能テストなのですが、教師には今後の成績の向上を予測できる特殊なテストであると伝え、テストを受けた生徒の中からランダムに一部の生徒を抽出し、その学級担任に「この生徒は今後成績が伸びる」と伝えました。 そこで「今後成績が伸びる」と担任が告知された生徒とその他の生徒の成績の伸びを比較したところ、告知された担任の生徒の方がより高い伸び率を示しました。 この実験によって「人は周囲から期待をされると、期待をされない場合よりもより成果を出す」という結論が導かれたわけです。学校教育の場面だけにとどまらず、「職場における上司からの期待と部下が達成する成果」にも同じ関係があることが示唆されます。