課題図書は、「対立」を新しい視点で捉え直す、プロセスワーク創始者 A.ミンデルのコンフリクトを扱った最新刊。『Conflict: Phases, Forums, and Solutions: For our Dreams and Body, Organizations, Governments, and Planet』(邦題「対立:フェーズ、フォーラム、解決策」仮訳※)
「対立」を「創造性」へと変容させる、理論・実践共にアップデートされたプロセスワーク最新理論を書籍を通じて学びます。
読書会では対話や解説に加え、体感的にも理解を深めるために、書籍掲載のワークを松村憲リードで毎回体験します。
大作ゆえ、同じ興味関心を持つ仲間と一緒に読み解く貴重なこの機会に、是非ご参加ください。
<キー・コンセプト>
・プロセス・フェーズ
・ディープデモクラシー
・フォーラム
※その他のテーマ
ボディワークにおけるプロセス・フェーズ/プロセス指向瞑想のアウェアネス /あなたの最も深いアート/世界のエルダーとシャーマン/あなたのワールド・リーダーシップ神話/盟友としてのファシリテーターの「X」 / 360度フィードバックから721度フィードバックへ/夜の夢を使わないドリームワーク/症状が指し示すあなたのワールドワーク/教育は創造的な人間関係を通して世界を変える、他
<プロセス・フェーズについて>
本書より抜粋
•私たちの日常的なマインドは固定的で、プロセスあるいはフェーズ指向であることはあまりありません。ですから、私たちの心理や、世界の出来事もフェーズ指向であることに気づくと、驚く人もいるかもしれません。
•「フェーズ」という概念の背景には、「あらゆるものは変化する」という考え方があります。
•もし葛藤解決に携わる人が「フェーズ」を認識できていないと、なぜこれらの手法がいつもうまく機能しないのか理解できなかったり、当事者、あるいは人類全体に何か問題があるのだと思い込んでしまうかもしれません。
•プロセス・フェーズを理解することは、対立を持続可能な人間関係や創造的なコミュニティへと変容させるパワフルなファシリテーションの実践に役立ちます。
•プロセス・フェーズの概念は、私が提唱するディープ・デモクラシーの理論を拡張し、深化させるものです。
「組織の課題解決から、地球全体の未来に向けて。ますます混迷を極める時代であるからこそ必要となる、A.ミンデル、プロセスワークの知恵を共に学び、分かち合う機会としたいと思います。」(松村憲さんより)
※日本では未出版ですが、出版に向けた日本語版(仮訳)が既にあるため、読書会ではそれを使用します。
【対象】
・プロセスワークに興味関心がある方
・より深くプロセスワークを学びたい方
・組織課題に向き合う人材組織開発担当者の方
・社会課題に向き合うソーシャルリーダーの方
・A.ミンデルの日本未邦訳書籍にご興味がある方
【日程】
※欠席回は動画でご視聴頂けます
第1回: 10/12(木) 19:00-21:00
「序章:内なる対立と世界の対立への新しいアプローチ」
「人と組織のフェーズ」
・ディープ・デモクラシーのフェーズ
第2回: 10/26(木) 19:00-21:00
「人と組織のフェーズ」
・グループワークにおける悟り
・1から無限大へ – 内界と外界の劇場
第3回: 11/10(金) 19:00-21:00
「身体のフェーズ」
・ボディワークにおけるプロセス・フェーズ
・症状はどのように人間関係の役に立つか
・輪廻転生?あなたは時間を超越したプロセスパターンである
第4回: 11/24(金) 19:00-21:00
「瞑想のフェーズ」
・すべての人のためのプロセス指向瞑想のアウェアネス
・繰り返し起こる問題があるなら、「無為のインナーワーク」を活用しましょう!
・エルモとカーミットのルーピーな人間関係瞑想
第5回: 12/5(火) 19:00-21:00
「あなたの最も深いアートと、世界のための最高の科学」
・あなたの最も深いアートと、地球を救うための最高の科学
・世界のエルダーとシャーマン
・あなたのワールド・リーダーシップ神話
第6回: 12/19(火) 19:00-21:00
「グループワークの準備」
・盟友としてのファシリテーターの「X」
・瞑想者の「非局所的」プロセス
第7回: 2024/1/16(火) 19:00-21:00
「360度フィードバックから721度フィードバックへ」
・あなたの「メタビュー」
・ビジネスと世界の課題のための721度フィードバック
・活動家、世界のエルダーとしてのセカンド・トレーニング
第8回: 1/30(火) 19:00-21:00
「夢とドリームボディに生命を吹き込む」
・ドリームメーカーのマインドの基本要素
・夜の夢を使わないドリームワーク!
・721度ドリームワーク:あなたの夢は誰のものか
第9回: 2/13(火) 19:00-21:00
「夢とドリームボディに生命を吹き込む」
・身体と宇宙からのフィードバックを受信する721度「携帯電話」
・「無為」の症状ワーク
・症状が指し示すあなたのワールドワーク
第10回: 2/27(火) 19:00-21:00
「対立と平和のためのコミューニング」
・人間関係におけるコミューニング
・世界の対立と量子の非局所性
・対立の場面における仏陀
第11回: 3/5(火) 19:00-21:00
「新しい政府のための教育」
・教育は創造的な人間関係を通して世界を変える
・組織と政府のための「ビッグウェイ」
第12回: 3/19(火) 19:00-21:00
「結論:世界の緊張を5分で解決する」
【開催形式】
オンライン(Zoom)
※開催が近くなりましたら、ご参加方法をメールでお送りします。
※対話やワークを中心に参加型で進めますので当日は画面オンでご参加下さい。
【料金】
2 時間×12 回=39,600 円(税込)
※全体をトータルで議論するため、12 回を一式としてのお申し込みとなります。
※ご欠席された回は、期間限定で動画視聴して頂けます。
【参加条件】
事前に下記の課題図書(原書)をご購入ください。(ペーパーバック、電子書籍いずれでも可)
Arnold Mindell著
「Conflict: Phases, Forums, and Solutions:For our Dreams and Body, Organizations, Governments, and Planet」
※著作権担保のため原書をあらかじめご購入頂く必要があります。
※なお、ご参加に際しては事前に原書の日本語版(仮訳)をお送りします。読書会自体は、そちらをベースに進めていきます。
【読書会の進め方】
読書会では対話や解説に加え、体感的にも理解を深めるために、書籍掲載のワークを松村憲さんのリードで毎回体験します。
なお、第2回目以降は、書籍の章ごとに担当を決め、ご自身が担当する章の時は、事前に書籍のポイントをスライド2〜3枚にまとめて当日発表して頂きます。
【お申し込み】
お申し込みはこちら
※開催が近くなりましたら、書籍(仮訳)データと事前準備のご案内をメールでお送りします。
※お支払いはご請求書払いも可能です。ご希望の方は組織開発コーチ協会サイト「お問い合わせ」よりご連絡ください。
※費用を企業様がご負担される場合、付記ください。
【定員】
45 名
【読書会の進行役】
●松村 憲(マツムラ ケン)
バランスト・グロース・コンサルティング株式会社 取締役。日本プロセスワークセンター理事。個人と集団の様々な問題(葛藤)に対して、プロセスワーク理論の側面からコーチング、ファシリテーションを行う。バランスト・グロースでは組織開発コンサルティングをプロセスワーク理論の側面からサポートしている。プロセスワークコーチングGCIファカルティ。著書に『日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想“今この瞬間“に心と身体をつなぐ』BABジャパン2015。共訳書に、「プロセスマインド-プロセスワークのホリスティック&多次元的アプローチ」(A.ミンデル著2012年春秋社)、「対立を歓迎するリーダーシップ」(A.ミンデル著2021年JMAM)、「対立の炎にとどまる」(A.ミンデル著2022年英治出版)がある。企業に対しても組織文化診断を活用して、組織変革やリーダーシップ開発の実績も持つ。
【読書会のコーディネーター】
●宮本 大輝(ミヤモト ヒロキ)|国際コーチ連盟認定PCC、GCI 認定プロセスワーク•コーチ
●松井 美歩(マツイ ミホ)|CRR Global 認定 組織と関係性のためのシステムコーチ
<コーディネーターよりご挨拶>
宮本:プロセスワークに出会ったのは、2011 年。それから約12 年。いわゆる計画→実行 振り返りのサイクルの中である程度のことはマネジメントできると感じつつ、そこから外れてくる、【人生に起こる出来事】。対立もその一つですし、さまざまな出来事があったように感じます。そうした出来事を日々是好日と捉え、良き人生を歩めているのはプロセスワークのおかげだと感じています。そしてこの奥深き学びを、今回の読書会で皆様と深められること、楽しみにしております。
松井:システムコーチングの資格取得を機にプロセスワークと出会い、その智慧に自らも助けられ、コーチとしてクライアント組織でも実践してきました。今回、「対立/葛藤」についてアーノルド・ミンデルが綴った智慧を共に学ぶ読書会の場を伴走させて頂きます。対話の先に何が生まれるのか。ご一緒できることを楽しみにしております。
【共催】
バランスト・グロース・コンサルティング株式会社・一般社団法人 組織開発コーチ協会